マンションにどんなセキュリティシステムがあるのかということも、マンション選びにおいて重要なポイントになります。
女性や小さいお子さんがいる家庭にとって、セキュリティシステムは必須条件になっている家庭もあるでしょう。
そこで、マンション選びで押さえておきたいセキュリティを5種類、ご紹介いたします。
1. 新築マンションには常識!マンションセキュリティの3つの種類
新築マンションを検討している人なら、誰もが目にしたことがあるのが、防犯カメラ、エントランスのオートロックシステム、モニター付きインターホンの3つのマンションセキュリティでしょう。
この3つのセキュリティについて見ていきましょう。
1-1. 防犯カメラ
防犯カメラは新築マンションにはもちろん、築年数が経過したマンションにも設置されていることが多いです。
防犯カメラもいろんな種類があり、よくある小型の監視カメラのようなものや、ドーム型で広範囲を映すことが出来る防犯カメラもあります。
小型の監視カメラ形式のものは、エレベーターの中や、エントランスで暗証番号を押すエリアに設置されていることが多いです。
ドーム型の防犯カメラは、死角が出来にくいという特徴から、エントランス全体や出入り口付近に設置されていることが多いでしょう。
しかし、防犯カメラがあると警戒されて壊されてしまう可能性もあることから、防犯カメラの存在がわかりにくく設置されてあるマンションもあります。
駐輪場や駐車場では、わかりやすく防犯カメラが設置されていることも多く、これは防犯カメラがあることで犯罪を起こさせないようにしようとする犯罪抑制効果を狙っています。
マンションによっては、色々な場所に防犯カメラを設置するかのように、主要場所には本物の防犯カメラを設置して、いくつかの場所にはダミーの防犯カメラを設置しているマンションもあります。
1-2. 部屋の鍵がオートロック
最新のマンションでは、部屋の鍵がオートロックになっているマンションも増えてきました。
誰もが思った経験がある「部屋の鍵締めたかな…」という不安を解消してくれるのが、お部屋のオートロックシステムです。
しかし、オートロックのマンションでは、うっかり締め出されてしまうこともあります。
ゴミ捨てやお隣に行くときでも、しっかり鍵を携帯する癖をつけておくことが大切です。
オートロックの防犯に関しては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
1-3. インターホン
マンションセキュリティでは必須アイテムの、インターホンシステムです。
マンションの建物内に入るためにも、インターホンで連絡し、住人に中から鍵を解除してもらってから入ります。
また、暗証番号システムで、マンションの入り口で暗証番号を押して中に入るパターンもあります。
しかし、暗証番号は住人を通じて外部の人に漏れる可能性もありますので、定期的に変更しているマンションが多いようです。
インターホンに関しては、以下の記事でも解説しています。
2. マンションセキュリティはここまで進化!最新の防犯設備2種類
不審者騒ぎや、ストーカー騒ぎがあとを絶たない中、ここ最近のセキュリティ対策に関しては気をつけすぎても足りないくらいだと、多くの人が意識を高く持っています。
最近では、マンションもホテルと同じように、フロントサービスやコンシェルジュサービスが設けられている物件も出てきました。
2-1. フロントサービス
もともとフロントサービスとは、ホテルのフロントサービスのことなのですが、最近ではフロントサービスが設置されているマンションもあるのです。
ホテルのフロントサービスのように、マンションのフロントサービスもクリーニングの受付けや、ケータリングサービスの取次ぎ、宅急便の受取りシステムなど、マンション住人へのサービスが行われています。
マンションへ訪れた来訪客は、フロントサービスにどこのお部屋に行きたいかということを伝えて、フロントから住人に連絡をしてもらいます。
住人からのOKが出たら来訪者へ鍵を渡し、行き先の階でエレベーターが止まるように案内します。
フロントサービスが設置されているだけで、かなりの防犯効果があると言われているほど、安全性が高いセキュリティシステムだと言えるでしょう。
2-2. コンシェルジュサービス
コンシェルジュとは、フランス語で「ホテルやアパルトマンの管理人さん」という意味合いがあるのですが、最近ではタワーマンションなどの高級マンションにコンシェルジュサービスが設けられているケースが増えてきました。
マンションのコンシェルジュサービスは、住人の宅急便の受付け、クリーニングの受付け、タクシーの手配など、きめ細やかなサービスを提供してくれます。
さらに生活に密着したところでは、文書のコピーサービスや、年賀状印刷などをしてくれるコンシェルジュサービスもあります。
また、タワーマンションなどは、マンションに付随するラウンジやジムエリア、宿泊スペースなどの共有設備が備わっていることがあります。
その共有設備の申し込みや受付、鍵の手配などを、コンシェルジュが一括して行なっていることもあります。
コンシェルジュサービスも、フロントサービスと同様、住民へのサポートだけではなく、防犯の面から言ってもかなり大きな力を持っていると言えるでしょう。
2-3. 有人管理
有人管理のマンションは、中古マンションでも多く流通しています。
いわゆるマンションの管理人さんとも呼ばれる管理員は、フロントサービスやコンシェルジュサービスとは違い、マンション内の点検や清掃など行い、マンション内を巡回しています。
管理員がいる場所は、マンションの入り口近くでもあることから、セキュリティ向上にも役に立っているでしょう。
24時間有人管理のマンションも多くあり、その場合管理人室に仮眠室が備わっていることもあります。
管理員とコンシェルジュサービスのどちらも設置されているマンションもあります。
その場合、管理員は平日勤務であることが多いです。
3. マンション選びで必ず抑えたい3種類のセキュリティ設備とは?
マンション選びで必ず押さえておきたいセキュリティとして、防犯カメラ、オートロック、インターホンは外せない設備でしょう。
特に防犯カメラは、エレベーター内に設置されているのか、エントランス周りはどのような配置がなされているのかなど、しっかりチェックしておきましょう。
その他にも押さえておきたいセキュリティ設備は何種類かあります。
・ディンプルキー
一般的な鍵に比べると、ディンプルキーはピッキング対策になるので、空き巣が入る可能性が激減します。
ディンプルキーは、合鍵も気軽に作ることが出来ないため、鍵をしっかりかけておけば、しっかりした防犯対策が可能になります。
しかし、ディンプルキーは、普通の鍵と比べて金額がどうしても高くなってしまいますが、安全性から考えてみると普通の鍵からディンプルキーに変えておくだけでも空き巣に入られる可能性は大きく増えます。
玄関の鍵の防犯効果については、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
・住居の窓が二重ロックで割れにくい窓
住居の窓が二重ロックになっているかどうかも、セキュリティにおいては重要ポイントです。
また、災害時などに割れにくい窓になっていることは、防犯面においても効果的です。
4. まとめ
マンション選びで気になる、マンションのセキュリティシステムの種類についてご紹介しました。
マンションのセキュリティシステムは日々進化しておりますが、どんなサービスがあっても100%安心・安全だというわけではありません。
しかし、安全をお金で買うという言葉もあるように、セキュリティシステムが手厚いマンションであれば、犯罪防止率も高くなります。
マンション選びの際には、セキュリティシステムも頭に入れて選ぶようにすると、自分や大切なご家族を守る手段となるでしょう。